
インターネットは世界をとても狭いものにしました。それは中世ヨーロッパのルネサンス期に登場した活版印刷技術によって、書籍という活字メディアが一般の人々に広く伝播したときのような、歴史的な出来事の渦中にいるかのようです。そのインターネットを活かして、わたしたちでも社会に貢献できないだろうか。
そんな想いを抱き、2008年にDCT-Pを創業しました。
私事にはなりますが、創業当時、わたしは日本に留学中で大学4年生でした。時はまさにリーマン・ショックの真っ只中。当時は就職活動が大変むずかしく、就職が出来ないならインターネットを活かしたビジネスでなんとかするしかないと思い、起業しました。
DCT-P は Dreams come true planning の略で、夢を実現するプランニングの意味です。将来を暗中模索する中で、自分の経験もあって、学生の家庭状況やニーズにあった留学プランニングをすれば人の役に立つことができる、そういった思いからワンストップで留学斡旋サービスを提供する「パンダ留学事業」を立ち上げました。
順風満帆な経営を経てきたわけではありませんが、創業から10年、業務内容は最初の B to C から今の B to B の通訳、翻訳、現地法人設立などを支援する事業へと拡大しています。
今回、コロナ・ショックでニューノーマルという社会の新たな動きの中で、働き方やビジネスのあり方もオンラインを前提とした形態に変革しています。弊社の資源とノウハウを活かし、日本と中国の国際ビジネスをもっと効率的に動かすサービスを提供して不安や不便を解決したいと思い、新たに JRT(Japan Remote Trust) というサービスを始めました。
当社は主に日本と中国を始めとする地域や企業が持つナレッジを、一気通貫で繋ぐソリューション企業を目指して「未来と共生する」を企業理念に掲げております。多くのお客様が思い描く夢や理想を繋げ、未来を共に創造することを目指して、皆さまのご要望に沿ったソリューションを展開して参ります。また、信頼と調和を大切にしながら、質の高いサービスを提供していきたいと考えております。
わたしたちは社会に大きく貢献できるよう自己の成長に邁進し、変化する社会環境に柔軟に対応しながら、皆さまに信頼される企業となるよう引き続き努力を重ねていく所存です。
引き続き、一層のご支援とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2020年5月24日
代表取締役 徐 陽